こたつ と申します。
by kotatsurock
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闇夜のカラス
 夕刻、カラスの鳴き声が、非常に近くから聞こえた。ベランダからのぞき見ると、カラスが低空で鳴きながら飛び交っていた。
 そこには松の木があって、カラスはその木をめがけて飛んでいた。
 ひょっと見るとコクロちゃん(野良の黒猫)がいた。そしてカラスが急降下してきた。ああああ、危ないよコクロちゃんと思いながら、傷ついたカラスか子どものカラスがいるのだと思った。コクロちゃん、近くのドクダミの茂みへ避難した。
 木の中程から頼りなさそうなカラスの鳴き声が聞こえてきた。
 再びコクロちゃん登場。狙っている。
 しかし、カラスの威嚇は容赦無い。
 時、暮れなずむ、あたりはだんだん暗くなってきた。 飛んでいるカラスは3羽、木に1羽。そして黒猫が1匹。みんな黒。

 コクロちゃんはどこかへ行ってしまった。
 子どもとおぼしきカラスはオトナと区別がつかないくらいの大きさだった。
 近くの倉庫の屋根に1羽留まった。
 そして夜が来た。
 木に留まったカラスは見えなくなった。
 2羽はどこかへ行ってしまった。
 屋根の上の黒い固まりは、夜中になってもそこにいた。
 初夏だというのに今夜は寒い。

 朝、5時ころ、カラスの声が聞こえてきた。
 のぞくと、木に留まったカラスが見えた。
 屋根のカラスもそこにいた。
 その2羽が会話しているみたいに鳴いていた。

 私は、屋根のカラスは、子どものカラスを心配する親カラスだと思っていた。
 どうも違うようだ。
 屋根の上のカラスも幼い鳴き声だった。

 親カラス2羽もやって来た。

 しばらくすると、子カラス2羽が屋根の上にいた。
 傾斜のある屋根をなんとか移動するも、どうにも飛び立てない。
 親カラスが近くから飛び立つ見本を示した。
 だけど飛び立てない。
 巣立ったばかりだったのだね。

 その夕方には姿は見えなかった。



 私は博愛主義のインチキオンナ。
 コクロちゃんが獲物を捕らえられるのなら喜ばしいと思う。
 カラスがコクロちゃんを襲うのをやめてと思う。
 カラスの子どもが犠牲になるのはかわいそうと思う。
 子どもを心配する親カラスにいとおしさを感じる。
 夜になり風が吹く中、心細い子カラスをあわれに思う。
 でもハトがベランダに居座られたら困ると思ってしまうんだ。
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by kotatsurock | 2007-06-01 16:07 | つぶやき | Trackback | Comments(0)
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